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座談会 若手グループ メンバー
  • 鈴木 啓真

    鈴木 啓真

    技術開発部表面分析課
    勤続3年目

  • 鈴木 海森

    鈴木 海森

    管理部
    勤続9年目

  • 髙山 蓮

    髙山 蓮

    金属調査部金属試験課
    はんだ第一係所属
    勤続8年目

  • 佐藤 歩夢

    佐藤 歩夢

    金属調査部金属試験課
    はんだ第二係所属
    勤続3年目

本日はよろしくお願いします。 まずは皆さんの仕事の内容を
教えてください。

鈴木啓
鈴木啓

僕は表面分析課に所属してまして、FE-SEMやTOF-SIMSなどを使った表面分析をメインに業務を行っています。

鈴木海
鈴木海

管理部で間接部門のお仕事をしています。分析依頼の受付や終わった後の結果の報告、売上作業など、業務管理と事務をしています。

鈴木海
髙山
髙山

固体発光分析装置という機器を用いて、主にはんだの元素分析を行っています。それに加えて、固体発光分析装置で多種多様な品種の測定ができるよう、技術開発を行ったり、あとは業務の自動化に向けて改善を行っています。

佐藤
佐藤

自分も主にはんだの金属分析を行っています。ICP-AESや、ICP-MS、電位差滴定装置を使って、元素分析を行っています。

ありがとうございます。 入社時と今では、
仕事の内容は
変わりましたか?

鈴木啓
鈴木啓

1年目は草加試験所でICP-MSなどを使った無機分析をメインに行っていました。2年目から栃木試験所に配属となりました。

鈴木海
鈴木海

3年目までは草加試験所でダイオキシンの分析の前処理と測定をやっていました。4年目から栃木試験所に来て、今の仕事をしています。

髙山
髙山

入社して最初の半年くらいは、研修も兼ねて環境分析のサンプリングを行っていました。入社2年目に栃木試験所に配属されまして、固体発光分析装置を用いて、ひたすら定量分析を行っていましたね。去年から職場リーダーに任命され、固体発光で今以上に分析ができるようにするにはどうすればいいかを考えたり、自分で標準試料を作って分析できるよう改善を行っています。

佐藤
佐藤

自分は1年目から、現在所属しているはんだ第二係に配属されまして、最初は電位差滴定装置で銀の測定を行っていました。それからICP-AESではんだの主成分の測定、そしてICP-MSを使って不純物の測定など、少しずつやることが増えてきています。

それでは次に将来の目標を
お答えいただいてもよろしいですか?
できれば短期的な目標と、
長期的な目標の
両方をお答えください。

髙山
髙山

短期的な目標としては、現在固体発光で測定できる品種を増やしていまして、その分測定する人員が必要になるのですが、これが手間がかかるんですよ(笑)できるだけ自分たちが楽をするというのが目標でもあるので、測定の自動化を進めて、いかに人間がする複雑な操作を、できるだけ機械にさせるかを日々考えています。

髙山

自動化は業務の効率化や人員の削減になりますし、結果として会社の利益につながりますから。長期的な目標は、金属全般の技術士を目指したいです。競合他社が増えたことにより、仕事の単価が下がっているという現実があるので、業務内容をはんだの分析というニッチな分野から需要のある銅合金やマグネシウム、アルミなど、金属全般に拡大させて、より技術を高めることで、金属の分析といえば産業分析センターだよねというところまでなれたらいいですね。

鈴木海
鈴木海

栃木に異動して数年経ちまして、新入社員や派遣社員の方の教育を担当しているのですが、教えていく中で自分の知らないことなどが改めて出てくるので、業務への理解をもっと深めることが今の目標です。長期的な目標だと、間接部門でも機械でできることが増えているので、さらに効率化、自動化を進めて、利益率を上げていきたいです。

鈴木啓
鈴木啓

僕が所属する表面分析課には6種類の分析装置があるので、すべての装置の操作方法や測定原理を習得することが目標です。お客さまとのやりとりや分析結果の報告、分析前の提案などはまだ上司が担当してくれているのですが、近い将来自分もやることになるのでその時に分析だけでなく結果に関して考察したり、お客さまの疑問に対してちゃんと答えられるよう、経験と専門知識をもっと身につけていければと考えています。

佐藤
佐藤

所属部署では電位差滴定装置、ICP-AES、ICP-MSを使っているのですが、それぞれの装置の特性や装置ごとの得手不得手、そもそも測定の原理などの専門的な知識がまだまだ浅いので、そこをもっと深めていきたいですね。

ありがとうございます。 次に、皆さんが今の仕事を
志望した動機を
お聞きしてもよろしいですか?

髙山
髙山

なんでしょう、もう8年目にもなると覚えてないんですよね(笑)ここはもっとフレッシュな若手に聞いた方が良いと思います。佐藤くんはどう?

佐藤
佐藤

分析化学の分野に興味を持ったのは、テレビで警察の鑑識という仕事を知ったのがきっかけですね。当時は単純に科捜研ってカッコいい!って思ってました。

佐藤
髙山
髙山

分かる!分析の仕事をしている人は、一度は科捜研に憧れるんだよね。

佐藤
佐藤

分析あるあるですね(笑)それで大学で分析分野の勉強をしていて、先輩が当社に就職していたのもあって志望しました。

鈴木啓
鈴木啓

僕も科捜研見てました(笑)入社志望した理由は、就活時に当社の工場見学をした時、たくさんの装置を見て衝撃を受けて、「ここなら色んなことができるな」と感じたからですね。

鈴木海
鈴木海

私は科捜研は見てませんが(笑)大学の学部は化学、生物を専攻していて、分析化学という分野に興味があって志望しました。

髙山
髙山

僕も科捜研のドラマを見て憧れていたのもありますが、15歳の頃に、僕は化学しかできないなって思ったんです。当時からもうこの分野で将来生きていこうと思って、高校も化学分野の高校に進学したので、仮に転職するとしてもこの業界以外はもう考えられないですね。

鈴木海
鈴木海

15歳で進路を決めるって早いね!家族はどんな反応だったの?

髙山
髙山

やっぱりびっくりしてたよね。うちの家族は誰も理系じゃなかったし、「そもそも分析ってなに?」って感じだったよ(笑)

なるほど。それでは次の質問に
移らせていただきます。
ちょっと答えにくい
質問かもしれませんが、
会社や上司に対して、
要望などありますか?

佐藤
佐藤

他の部署や係が何をやっているか、お互い具体的に分かっていない点は改善しなきゃと思います。例えば、前処理を担当している係と僕たち測定係で、お互いの業務内容を細かいところまでは把握できていないので、細かいところで作業において手違いが出てしまうんですね。部署ごとでなく、業務単位で関わる部署全体でもっとコミュニケーションをとっていければ、より業務がスムーズに進むと思います。

鈴木海
鈴木海

佐藤くんの意見と同じで、横のつながりが薄いのは感じます。分析依頼が来たらほぼすべての部署が関わるので、他部署ともっと密にコミュニケーションをとるべきなんですが、現状はどの部署も忙しくて、そこまで手が回っていないですね。

会社として他部署と
もっと密に連携をとるための
仕組み作りをお願いしたい、
ということですね。

髙山
髙山

あと、これは個人的な考えなんですが、この分野に来る人って新しい知識や技術開発に貪欲な人が多いと思うんですよ。だから常に新たな課題が欲しいんですよね。会社が課題を与えて、成果を出した人には評価を与えるという、目標達成型のキャリア形成があればいいですね。部署や学歴、経歴など関係なく、意欲のある人に挑戦の場を与えてあげれば、より会社が活性化するんじゃないかなと思います。

鈴木海
鈴木海

今も提案制度はあるけど、なんでもいいからやってみろみたいなものよりも、ある程度会社側で目標や課題を立ててくれた方が、自分が何をすべきなのか、何を求められているのかがより明確になるよね。

佐藤
佐藤

確かにそれはそうですね。現状も会社の目標として、売り上げを何%上げるっていうのはあって、そういう大きな目標ももちろん大事だけど、部署ごとにもっと具体的な目標があった方がやるべきことがよりクリアになりますね。

鈴木海
鈴木海

みんなやる気はあるし、会社を良くしていきたい気持ちはあるけど、何をすべきか分からないって人も多いと思うんです。そういった人たちに対してきっかけや道筋をつけてあげると、みんなもっと頑張るだろうし仕事も楽しくなるんじゃないかな。

鈴木(啓)さんは何か要望などありますか?

鈴木啓
鈴木啓

僕の部署だけ棟が違って、皆さんとあまり交流がないので寂しいです(笑)

髙山
髙山

そうだよね(笑)1日1回会うかどうかだもんね。

髙山
鈴木啓
鈴木啓

佐藤くんとは同期なのに、コロナ対策で昼休憩の時間も違うから本当に会う機会がないんですよ。だからもっと他部署との交流が増えれば良いなって思います。

ありがとうございます。
では最後の質問です。
会社が創業50周年という
節目に合わせて、
今までの50年、そして
これからの50年に向けて
どうお考えですか?

鈴木啓
鈴木啓

上の方々を見ていると皆さん活気があって、特に一番上の世代がアグレッシブだなと感じます。僕はまだ3年目なので自分のことでまだまだ精いっぱいですが、自分も上の世代の皆さんのアグレッシブさを見習って、会社を引っ張っていけたらと思います。

鈴木海
鈴木海

確かに一番上の世代が一番元気だよね。今は会社の規模も大きくなって、人も増えて、やり方も効率的な方法が確立されて、時代の変化とともに会社も変わってきたので、今後は業界内で「産業分析センターに任せておけば大丈夫」と言ってもらえるような存在になれたらなと思います。

髙山
髙山

僕はまだ入社して8年ほどですが、この業界ってここ5年の間で飛躍的に自動化が進んだと感じています。50年後、業界はもちろん、会社がさらにどう変化するのか単純に楽しみですね。もっと自動化が進んで、管理職の席にロボットが座っているかもしれないし(笑)ただ、どれだけ自動化が進んでも、やっぱり人間が主体でないとですよね。ただAIが指示したことを人間がやってるだけの会社ではなく、人間が最新の機械を使いこなせるよう、いつまでも成長し続けられる会社であって欲しいなと思います。

佐藤
佐藤

今は親会社である千住金属工業が作っているはんだの分析がメインですが、今後ははんだ以外の金属の分析も進めていけたら当社も業界でもっと注目される存在になると思います。分析という仕事をする以上、新しい素材に対して、これなんだろうな、どうやって測定しようかなって仕事で常にワクワクできるような環境になれば良いですね。

もしかしたら近い将来、
扱う金属がすごく
増えているかもしれませんね。

鈴木海
鈴木海

これ以上増えたら仕事が回らない(笑)

鈴木海
髙山
髙山

管理部的な目線だね(笑)そんな状況に対応するためにも、人を増やしたり、さらに自動化を進めるなりして、会社をもっと大きくしていかなきゃね。